【体験談】早稲田アカデミーIBSで英語本読書習慣

7歳でIBSに入塾するまで日本語オンリーだった

「もはや完全なるグローバル社会。世間がなんと言おうと英語の習得は必須でしょう」。中学・高校・大学と10年間も英語を学んできたのに会話力がいまだに初心者レベルである私は、わが子の英語学習について出産前からあれこれ模索していました。

まず、英語学習をスタートする大前提と考えていたのが、母語である日本語の土台を作ること。わが家の場合、家庭の言語は日本語で、海外に移住する計画もないので(してみたいけど)、まずは日本語でのコミュニケーションや感情表現がスムーズにできるようにすることが最優先でした。

私がもともと読書好きだったこともあり、日本語の絵本は息子がおなかにいるころから毎日読み聞かせていました。ベビーの時期は、おもちゃのように絵本を舐め舐め。公園に遊びに行くような感覚で図書館に足を運び、毎日平均5冊くらい親子で絵本を読んできたので、読書に対する抵抗感はゼロに。いま振り返ると、この習慣が何よりも英語学習の大きな支えになっていると感じます。

好きなことさえあれば、どんどん吸収できる

図書館は、好きなものをとことん深掘りできる最高の環境だと思います。息子は大好きな電車の絵本や図鑑を片っぱしから読むように。幼稚園に上がるころには「もっと知りたい」という意欲にまかせて自分で本を選べるようになっていました。

そうして食い入るように絵本や図鑑を眺めているうちにひらがな・カタカナ・漢字を自然と読めるようになっていった息子を見て、「英語も、こんな感じで吸収できたら楽しそうだし、親としてもラクかも」と思い、「好きなジャンルの英語の本を好きなだけ読める英語教室」を探すことにしました。

しかし、リサーチは難航しました。「好きなジャンルの英語の本を好きなだけ読める英語教室」なんて、いくら探してもなかなか見つからなかったのです。オタク気質の息子は、興味のないことには見向きもしないタイプ。みんなと同じテキストで英語を学ぶ姿など、まったく想像できませんでした。

そこで、興味・関心に合わせて少しずつ英語の絵本や図鑑を買ってみたりもしましたが、洋書はかなり高額です。書店や公立図書館にもほんの少ししか置いてありません。どうしたものかと困っていた矢先に見つけたのが、早稲田アカデミーIBSでした。

「好きなだけ絵本が読める図書館、興味ある?」

早稲田アカデミーIBSのホームページを見て私が強く惹かれたのは、英語の絵本がずらりと並んだライブラリーの写真でした。「6000冊の英書多読」というキャッチコピーに心が動きました。しかし、説明をよく読んでみると「2年間で英検3級相当の英語力が身に付きます」と書いてあるではありませんか。

アルファベットすら書けない息子は到底ついていけないだろうと思い、一度はあきらめかけたのですが、説明会で「これまでの英語学習歴は、まったく関係ありません!」と先生が断言していたので、ダメもとで入塾面接を受けてみることにしました。 「絵本が好きなだけ読める図書館があるんだけど興味ある?」と息子に声をかけたところ、目を輝かせて「なにそれ!?すごいね!」と予想どおりの食いつき。「ただね、その図書館はだれでも使えるわけじゃないんだ。とにかく、たくさん色々な本を読んでみたいっていう子しか入れないんだって。ちょっと図書館の人とお話してみる?」そんな会話をした上で、息子と入塾面接に向かいました。

授業は週1回90分。1日45分の復習と20分以上の読書が必須

入塾できるかどうかも分からないので、息子には事前に説明しませんでしたが、早稲田アカデミーIBSのライブラリーで英書を好きなだけ読むにはフォニックスや文法・語彙などの授業も受ける必要があります。授業はオールイングリッシュで休憩なしの1コマ90分。しかも、1日平均45分程度の復習と20分以上の読書が必須です。背伸びをしてしまうと、のちのち息子の負担になってしまうと思ったので、面接ではありのままに息子の興味・関心を伝えました。

入塾できると決まってからも、はじめのうちは「塾」「宿題」「テスト」などの言葉は使わず、「今日も図書館に行けるね」「楽しそうな本、見つけてきてね」といった声かけで送り出しました。授業については「そうそう、この図書館の本は全部英語なんだけど、読めるようになるコツも教えてくれるんだって!」と説明。かくして小1の息子は、なんの気負いもなく通い始めました。

1に読書、2に読書、3,4に音読、5に読書

親の心配をよそに、毎週ルンルン気分で通う息子。そのモチベーションは、なんといっても絵本です。基本的には本人が読みたい絵本を自由に選ぶのですが、必ず読むようにIBSが推奨している唯一の絵本シリーズが「Oxford Reading Tree」(ORT)です。

これは、イギリスで80%以上の小学校が採用している国語の教材ですSTAGE1は「Who Is It?」などの3語文で、たった数ページしかない極薄の絵本。しかし、あなどることなかれ。登場するキャラクターたちがとても魅力的で、毎回必ず笑えるオチがあるので、漫画のようにゲラゲラ笑いながら読むことができます。シリーズは全部で300冊以上あるのですが、じりじりと語数・レベルが上がっていき、最終的には1500語程度のストーリーもスイスイ読めるようになっていました。 このシリーズを含め、早稲田アカデミーIBSのライブラリーにある英語絵本の多くには朗読CDが付属しています。言葉の意味が分からなくてもノー・プロブレム。イラストや声の調子を手がかりに、内容を想像しながら淡々と英文を目で追っていくのが多読の極意なのだそう。ORTのほかにも、ライブラリーには笑える絵本シリーズが何種類もあるので、読書好きには夢のような学習環境でした。

フォニックスも文法も笑いながら身についた。

笑えるのは、絵本だけではありません。授業で扱っているフォニックスや文法の教材を開いてみると、ボリュームは決して少なくないのですが、イラストも例文もやっぱり面白い!緻密なカリキュラムをさりげないユーモアでまろやかに包みこんでいる、じつに秀逸な教材なのです。

クラスは息子を含めてわずか5人と超・少人数制。一方的な講義形式ではなく、とにかく声を出す音読中心の授業。毎日45分間の復習もひたすら音読、音読です。早稲田アカデミーIBSでは「日本語で訳せるかどうか」ではなく、何よりもまず「正しい音で読めるかどうか」、そして「イメージできるかどうか」を重視しているようです。ひとたびIBSで学び始めたら、「これ、日本語でなんて言うか分かる?」などと子どもに確認するのは絶対NG。英語で英語を理解できるようサポートしていくことが求められます。

親のサポートは、かなりの覚悟が必要

サポートと言えば、親の英語力は基本的に必要ありませんが、それよりも大変なのはずばり「時間管理」です。毎日45分程度の復習、そのほか20分以上は英語の絵本を読む時間を確保しなければなりません。つまり英語うんぬんではなく、生活リズムを整えることのほうが、はるかに大変なのです。通塾時間の許容範囲は家庭によって様々かと思いますが、遠方から対面授業を選択するとしたら、かなりの覚悟が必要です。(現在は、コロナ対応でオンライン授業も選択できるようです)

また、最初のうちは一緒に絵本を読んだり、読んだ語数を記録したり、子どもが学びやすいように教材をコピーして整理してあげたり……と、親のサポートが必要となります。月1回は「ブリーフィング」(20分程度)に親が参加し、学習内容や家庭でのサポート方法を理解しながら進めていきます。

わずか2年で親が追いつけないほどの英語力に

以上のように、子どもはルンルン、親の私はヒイヒイ言いながら通わせてきた早稲田アカデミーIBSですが、肝心の英語力は想像をはるかに超えるスピードでぐんぐん伸びてゆき、すでに追いつけないところまでいってしまいました。20語程度のショートストーリーから始めた読書は、10,000語以上の長編を1日で読めるまでに。これまで読んできた語数は180万語を超えています。

アルファベットすら読めなかった息子が、わずか2年でここまで成長するとは想像すらできませんでしたが、何より嬉しいのは英語が大好きになってくれたこと。イヤイヤではなく心から楽しんで英語を学んでいることです。

英語も日本語も、人と社会をより深く理解するためのもの。早稲田アカデミーIBSは、そんな価値観を持つ親にとって、とても心強い存在です。

早稲田アカデミーIBSについて

Elementaryコース(小1〜小3対象)

受講料:19,580円/月(教材費・年会費別) 保護者同伴の生徒面接を経て入会を決定

早稲田アカデミーIBS公式サイトへ

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