【保存版】留学にはどんな種類の留学があるの?

海外留学

海外留学と一言で言っても、留学に行く人の年齢や目的、予算などによって様々な留学スタイルを選択することができます。

では早速留学スタイルをご紹介します!

語学留学

語学留学とは、その名の通り、語学習得を目的とした留学スタイルです。

一般的には語学学校に通って語学習得を目指します。

英語圏で英語を学ぶだけでなく、フィリピンなどの非英語圏で英語を学ぶことも可能な時代になりました。

短い場合は1週間程度の短期から、1年以上の長期留学まで、期間も自由に選択できます。

日本国内でも「グローバル化」が叫ばれて久しいですが、外国語を活かした仕事をする方や海外で就職する方も今後増えていくでしょう。

選択肢は無数にあるので、ご自身の学びたい国、学びたい言語を選んで語学留学を実現させましょう。

語学留学のメリット

1.語学力の向上
語学留学のメリットは当然語学力の向上です。語学力が向上することで、海外の人たちとコミュニケーションが取れたり、就職や仕事に役立てることができます。

2.異文化体験ができる
現地の語学学校に通いながら現地の文化に触れ、現地の人たちと一緒に生活することができます。

語学学校では日本人以外の様々な国から来ている語学学習者が学んでいるので、今まであまり知らなかったような国に友達ができて、視野が広がる経験になることでしょう。

語学留学にかかる費用の目安

行きたい国や都市、生活スタイルなどによってもかかる費用は大きく異なります。

現地での滞在費や食費・交通費などの生活全般のコストやもちろん、渡航費や娯楽のためのお金など、予算をしっかりと考える必要があります。

ここでは、日本人に人気の留学先での、大まかな費用(授業料・滞在費)をご紹介します。

国名費用(授業料+滞在費目安)
アメリカ20万円~60万円/月
カナダ15万円~50万円/月
イギリス20万円~60万円/月
オーストラリア15万円~50万円/月
ニュージーランド15万円~45万円/月

海外インターンシップ

インターンシップは、学生が就職の前に、実際の企業で働く体験ができるプログラムです。

日本でも最近では就職活動の一環としてインターンシップを行う学生や、就職時のミスマッチを防ぐために積極的にインターンシップを実施する企業も増えてきました。

特に欧米圏では、日本のような新卒採用が一般的ではなく、専門スキルが求められるため、インターンシップを経て正社員登用されることも多くあります。

海外インターンシップは、海外の企業で実際に働く就業体験ができるプログラムです。

インターンシップでも給料はもらえるの?

インターンシップには有給と無給の2種類があります。

留学生の場合は、ほとんどが無給インターンシップになります。

有給で働きたい人は多いと思いますが、インターンシップとはいえ実際の企業で仕事をして、その対価として給料をもらえるものですので、有給のインターンシップに参加するためには当然それなりのスキルと語学力が求められます。

採用選考も。通常の就職と同じような選考プロセスでインターン生が雇われるため、語学力や仕事経験のない留学生が有給のインターンシップに参加するのはかなりハードルが高いということは理解しておく必要があります。 語学学校によっては、インターンシップが含まれているコースもあり、一定レベルの英語力を養ったら、語学学校がインターン先を紹介してくれて、就業体験ができるようなプログラムもあります。

留学生でも雇われやすい有給インターンシップはある?

有給インターンシップは留学生にはなかなか難しいという話をしましたが、留学生でも有給で参加できるインターンシップはいくつかあります。

・ホテルインターンシップ
ルームクリーニングや日本人観光客への日本語での対応など、語学力があまりなくても有給で受け入れてもらえます

 ・語学学校、専門学校

  語学学校や専門学校で留学生を多く受け入れている学校は、各国のスタッフを置いている場合があります。日本人留学生のために日本人スタッフやインターン生を募集している場合もあり、有給で働ける場合があります。もしくは、国によっては給料の代わりに学費や滞在費を無料にしてくれるというようなケースもあります。

海外ボランティア

海外ボランティア(国際ボランティア)とは、現地でボランティア活動に参加するプログラムです。

NGO団体(非政府組織)やNPO(非営利組織)、民間組織や学生団体など、様々な団体が世界中のあらゆる問題に取り組んでいます。

国によって貧困問題や環境問題など、ボランティアで支援している内容は多岐に渡ります。

海外ボランティアのメリット

世界中の人や文化に触れることができる

世界中から集まるボランティア仲間と一緒に活動したり、寝食を共にすることで、語学留学などでは味わえない異文化体験ができることも海外ボランティアの魅力の一つです。

 

・視野が広がる
現代の日本ではないような問題を抱えている国も数多くあり、ボランティアを通じて今まで知らなかったことを知り、新しい価値観が芽生える参加者も多くいます。

支援活動に貢献できる

ボランティア活動自体が、何かしらの問題や課題を解決するために支援をするような内容になっています。 また、参加者が参加費を負担する必要があるものが多く、その参加費の一部が募金となって、現地の活動を支える大きな支援の一つにもなります。

専門留学

専門留学とは、特定のスキルや分野を学ぶことを目的とした留学です。

現地の専門学校や高等教育機関で、その国やその学校でしか学べないようなことを学べ、個々の留学生の希望にあった専門的な留学が可能になります。

どんな専門分野が人気なの?

専門分野で仕事をしたい、キャリアアップのためにスキルを身につけたい、など様々な目的でその分野を学ぶ方が多くいますが、どんな専門留学があるのか、いくつか例をあげますので参考にしてみてください。

・IT

世界的にエンジニア人材が不足していることもあり、最新のIT分野を学ぶために留学をする人は多くいます。

専門技術と語学力の両方を身につけることで、自身の市場価値を大きく上げることも可能です。

・ミュージック

アメリカにダンス留学、イタリアにオペラ留学、オーストリアに声楽留学 など、学びたいことによって、それぞれの本場の国に学びに行く人やプロを目指すような人も多くいます。

・医療、看護

医療や看護のような専門スキルを持っている人は、どの国でも重宝される人材です。しかし、その国や地域ごとに資格や免許を持っていないと医療行為を行えない場合もあるため、広く世界で活躍するための資格と語学力を身につけることで、世界で活躍できる人材を目指せます。

・ホスピタリティ

日本のホスピタリティ、おもてなしももちろんレベルが高いのですが、日本とは違った視点で、グローバルスタンダードのホスピタリティを学ぶことで、多様な人種や文化を理解し、より良いサービスを提供できるようになります。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、協定を結んだ2カ国間で、互いに一定期間、相手国で休暇(ホリデー)を過ごしながら語学を学んだり、就労(ワーキング)体験ができるビザのことです。

ワーキングホリデー協定国(2021年10月現在)
日本とワーキングホリデーの協定を結んでいる国は以下の国です。

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、アイルランド、デンマーク、ノルウェー、香港、台湾、韓国、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、チェコ、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ

小中留学

小学生や中学生のための留学です。基本的には春休みや夏休みなどの長期休暇を利用して短期間の海外留学が主流です。

海外の全寮制の学校へ入学することや、保護者同伴で留学する場合などがあります。

小学生や中学生など、より早い時期から語学を学ばせたい、異文化の体験をさせてあげたいという保護者の方も増えてきており、幼児期から英語教育を開始するご家庭が増えているという背景もあげられます。

何歳から留学が可能?

お子様が単身で留学する場合には、基本的には小学校中学年〜高学年頃 (10歳〜12歳)から可能です。低学年5歳(スイスのみ可能)〜9歳頃、を受け入れている国や学校もありますが、どの年齢においても、親元を離れて生活することができる心構えが必須条件です。

自分の気持ちや感情を表現し、コミュニケーションをとれることが大切になります。

国によって未就学児の場合、後見人(カストディアン)という現地の保護者代理をつけることが義務付けられています。

留学費用の目安は?

小中学生に人気のサマースクールを例にとって、大まかな学費・参加費(生活費、航空券等は別)をご紹介します。

・カナダ: 400,000円~600,000円/2週間

・オーストラリア: 200,000円~500,000円/2週間

・ニュージーランド: 200,000円~500,000円/2週間

・スイス: 500,000円~700,000円/2週間

高校留学

高校留学とは、海外の高校へ短期および長期間の留学をすることです。
夏休みなどの長期休暇を利用していく留学から、半年や1年間休学をして行く場合、現地の学校を卒業する目的で行く場合などがあります。

日本の高校で、3年間のうち1年間の留学がもともと組み込まれている留学コースを持っている高校もあります。

交換留学と私費留学とは

・交換留学

交換留学とは、日本と他国が、国際交流を目的としてお互いに留学生を送り合うものです。

期間は10カ月間(1学年間)で、国際交流団体が主宰している交換留学プログラムの場合、基本的に滞在先はボランティアのため、無料でホームステイを受け入れてもらるため、私費留学よりもリーズナブルに留学できることが魅力の1つです。

その代わり自身の家でも留学生を受け入れることが本来の目的ですが、必ずしも受け入れが必須ではないものが多いです。

また、交換留学の場合、行きたい国や学校などを自由に選べなかったり、私費留学と比べて自由度が低いため、私費留学で自身の希望の留学を実現する人も多くいます。

1学年間の留学で得た単位は、在籍する日本の学校の単位として認めることとされているため、原則として帰国後は元の学校にそのまま復学できます。

・私費留学

私費留学は、留学生を受け入れをしている学校に直接入学するものです。

交換留学と違い、行きたい国や学校を自由に選ぶことができ、目的に合わせた留学が可能になります。ただし、留学費用や生活費は全額自己負担となるため、交換留学と比べて高額になります。

高校留学の学費目安

子供を留学に行かせてあげたいけど留学って高そう。と心配な保護者の方も多いと思います。

ここでは私費留学にかかる1年間の学費例を国ごとにご紹介します。同じ国でも都市によって学費や生活費も異なります。

アメリカ:300~800万円

カナダ:150~300万円

イギリス:300~800万円

オーストラリア:100万円~300万円 ニュージーランド:80万円~300万円

大学・大学院留学

大学・大学院留学とは、海外の大学や大学院で学ぶことです。

高校卒業後に海外の大学へ進学する場合、日本の大学在学中に1年程度交換留学・私費留学をする場合、夏休み等に短期留学をする場合などがあります。

大学留学のメリット

・日本の大学では得られない経験を得られる

 アメリカの大学では、1~2年生で一般教養を学んで、3年生から専攻を絞っていきます。イギリス系の大学は3年制の大学なので、最初から専門分野を選んで学んでいくスタイルが一般的です。

 英語圏の大学の場合、内容によっては、より新しい内容を学べることもあります。

・世界に人間関係が広がる

 海外の大学では、現地の生徒だけでなく、様々な国からの移民や留学生と知り合う機会が多くあります。
 大学卒業後に、世界中に人脈が広がることで、より世界が広がる経験ができます。

・グローバルなキャリアを形成できる

日本の大学との大きな違いは、働ける国が格段に広がる可能性があることです。

日本の大学からそのまま海外就職を目指すのは容易ではありませんが、海外の大学を卒業すると、英語圏やその他の言語圏での就職の可能性も広がり、キャリアの可能性が広がります。

親子留学

子供だけでなく、親子一緒に学びたい。という願いが叶えられる留学スタイルです。

親子一緒のクラスで学ぶこともできますし、親がレッスンを受けている間に、子供は託児所や保育園に預けて、英語で保育をしてもらうということも可能です。

多様な親子留学のスタイル

・語学学校
保護者が授業中は未就学児の保育をしてくれる保育室を設けている語学学校や、親子が一緒にレッスンを受けられるような語学学校もあります。

・ホームステイ

語学学校に通わずに、現地の生活体験を通じて語学力を向上させたい。という人にはホームステイがおススメです。

・ファームステイ

ホームステイではなく、農場を営んでいるご家庭に滞在できるファームステイは、大自然の中で貴重な体験ができ、農場のお手伝いなどもできます。

おけいこ留学・異文化体験

専門分野を学ぶ専門留学と違い、もっと趣味ややりたい事を重視したおけいこ留学は、人気の留学スタイルです。

資格取得を目指す人もいますが、旅行では体験できないような、より充実した海外経験を得られます。

どんな事ができるの?

たったの数日から数週間など、気軽に短期間行ける留学プログラムが充実しているのもおけいこ留学の魅力の一つです。

ここではいくつかおけいこ留学をご紹介します。

・ヨガ留学

英会話スクールに通いながらヨガレッスンを受け放題。インストラクター資格を目指すようなコースもあります。

・お料理

イタリアやフランスなどのヨーロッパ圏に留学する人の中には、お料理やワインなど、好きなものを味わいながら自分のお料理レパートリーを増やしたいという方も。

・ダンス&ボイストレーニング

本格的なダンスやボイストレーニングを受けられるコース。ロサンゼルスは特に人気のエリアの一つです。

・フラメンコ留学

スペインで情熱的なフラメンコを踊りながら、スペイン料理に舌鼓を打つのも素敵ですね。

・アーユルヴェーダ

インドの伝統的な医学であるアーユルヴェーダ。アーユルヴェーダの施術を学べるだけでなく、自身が施術を受けながら心身ともにリラックスできるのも良いですね。

いかがでしたでしょうか?

新型コロナウィルスの発生以降では、オンラインで留学経験ができるプログラムもドンドン出てきていますので、是非ご自身のご希望や目的にあった留学スタイルを実現してみてください!

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